愛馬エクストラシチー 第19戦



昨年、成績の低迷から、”次走で進路を決める”を5回続けて言われ、

馬主としてはうんざり。

しかし、ここ2走は連続7着と反発。

しかも、減量のとれた草野太郎騎手での7着は感動。


3月28日 中京6R 500万下 ダート1000mに出走!!

9着/10番人気。

いつもの指定席7着よりも着は落としたが、今回は相手が強くこれは仕方なし。

それよりも主戦の草野太郎騎手でなくてもそれなりに走ったことの方が驚き。

走破時計も悪くなく、また次走に期待。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2010年3月30日完結)

2010年3月24日 立ち上げ

●気になる出馬想定表

出馬想定表 3月28日 中京6R 500万下 ダート1000m 全13頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
10 ウォータールフラン 長谷川浩大  3/06 500万 中京ダ1000 14 15 13 10 14 13
10 エクストラシチー 草野太郎  3/06 500万 中京ダ1000 14 16 B−
キタグニノホシ 松岡正海 08/07/31 交流 大井ダ1200 13 15
クレムリンエッグ 和田竜二  2/20 500万 京都ダ1200 15 12 11 14
コロナループ 丸山元気 09/09/26 未勝 新潟ダ1200
スマートマグナム 中舘英二  3/06 500万 中京ダ1000
トップオブボストン ルメール  2/20 500万 京都ダ1200 13
トミケントラスト 丹内祐次  3/13 500万 中京ダ1000 12 10 15
ピサノヴァロン 倉地学 09/12/23 地方 名古ダ1600
フィールドチャペル 北村友一  3/13 500万 中京ダ1000
10 プリティマリ 武英智  3/06 500万 中京ダ1000 15 12 12 11 12
10 メイプルスペシャル 丸山元気  3/07 500万 中京芝1200 15 17 12 13 11
リバーサルブロー 川須栄彦  3/13 500万 中京ダ1000 13 11

 表中「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬。数字は出走確定順位。

 フルゲート16頭に13頭が想定されています。

 キャロットクラブの高額馬コロナループはまだ出否は未定です。鞍上は平野優騎手を確保しています。

 我らが愛馬エクストラシチーはなんとなく出走できそうですね。まだ当確とは言えません。

●エクストラシチーの追い切り情報(3月24日作成)

前走前 3月3日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 直線強めに追う

助手
5F 69.4
4F 52.8
3F 38.8
1F 12.9[4]


3月24日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
5F 67.8
4F 52.1
3F 38.2
1F 12.9[4]
 3月24日、動きそのものは絶好調とは言えませんが、強めに追われていて好感が持てます。今回もそれなり(7着)の競馬はできるのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。

●中京ダート1000mコース解説

 スタート地点は2コーナーを過ぎた向正面の入り口あたり。
 3コーナーまでは380mと、十分に距離はあるがここでの攻防がほぼ勝敗を決する。とにかく速いスタートダッシュを決めて、先手を奪う必要がある。
 3〜4コーナーでスムーズにコーナーリングをするためには、ラチ沿いを取るのがベスト。馬群の外をマクろうとするとコーナーで振られる。芝コースよりもコーナーリングの角度が厳しいからだ。
 ローカルのダートの1000mの中では、やや差しも決まりやすいコースではあるが、やはり前で競馬ができないと厳しい。逃げ馬の連対率は50パーセントを超える。しかし、実際にレースが始まってみないと、どの馬が逃げれるかわからない。当然ながら、予想の際にはそこを読むのが難しいところ。
 枠順の有利・不利は、ほとんどない。数字の上では、大きな特徴は見出せない。
有利な枠順 なし
有利な脚質 逃げ
ポイント スタート時のダッシュ力
種牡馬ベスト スキャン、アフリート、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 武豊、四位洋文、藤田伸二、河北通、佐藤哲三
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分01秒4 1分00秒9 59秒7 1分00秒1
2歳未勝利 1分01秒1 1分00秒4 1分00秒5 1分00秒4
3歳新馬 1分01秒4 1分01秒0
3歳未出走 1分01秒2 1分01秒0 1分00秒4
3歳未勝利 1分00秒7 1分00秒9 1分00秒1 1分00秒5
3歳500万 59秒4 59秒2
古馬500万 1分00秒1 59秒7 59秒7 59秒4
古馬1000万 58秒9 58秒3

これ以降は3月26日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月28日 中京6R 500万下 ダート1000m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウォータールフラン 酒井学  3/06 500万 中京ダ1000 14 15 13 10 14 13
エクストラシチー 大野拓弥  3/06 500万 中京ダ1000 14 16 B−
ガリレオシチー 鈴来直人  3/13 500万 中京ダ1700 16 16 15 16 12 16
キタグニノホシ 田辺裕信 08/07/31 交流 大井ダ1200 13 15
ギブミーアチャンス 西田雄一郎  3/21 500牝 中京ダ1000 11 12 14
クレムリンエッグ 石橋脩  2/20 500万 京都ダ1200 15 12 11 14
コロナループ 平野優 09/09/26 未勝 新潟ダ1200
ジョイチャイルド 丸山元気  2/06 500牝 中京ダ1000
スマートマグナム 武豊  3/06 500万 中京ダ1000
トップオブボストン 吉田豊  2/20 500万 京都ダ1200 13
トミケントラスト 丹内祐次  3/13 500万 中京ダ1000 12 10 15
ピサノヴァロン 岩田康誠 09/12/23 地方 名古ダ1600
フィールドチャペル 幸英明  3/13 500万 中京ダ1000
メイプルスペシャル 小野寺祐太  3/07 500万 中京芝1200 15 17 12 13 11
リバーサルブロー 川須栄彦  3/13 500万 中京ダ1000 13 11
レインボールシファ 宮崎北斗  3/20 500万 中京ダ1000 10 11 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●騎手は大野拓弥騎手

 今回のエクストラシチーの鞍上は最近唯一7着という好成績を残してくれている主戦でエクストラシチーと手の合う草野太郎騎手ではなく、大野拓弥騎手です。

 これは3月から減量が取れた草野太郎騎手が中京にて騎乗予定がなく、厩舎側が関東から中京競馬場までの出張費を払ってまでお願いするほどでもないという判断からでしょう。また、前走の負担重量57キロでの好走で、57キロの騎手でも走れるんだということもあると思います。

 今回エクストラシチーに騎乗していただく大野拓弥騎手は減量時代はかなり活躍していた印象ですが、減量の取れた最近はめっきり影が薄く、実際勝率は昨年3.0パーセント、今年は3月26日現在1.0パーセントと年々低下傾向にあり、苦しい状態が続いています。

 それでも今週も土曜日6鞍、日曜日6鞍とそれなりの騎乗馬を確保しており、ここが正念場と言えます。


 追えるジョッキーだが、スタートはあまり上手くなく、早めに動いていく積極的な騎乗が多い。デビュー年から途切れず単勝万馬券を出しており、人気がないほど燃えるタイプ。

 当然今回も人気はないであろうエクストラシチーにはぴったりのタイプだが、何せ、エクストラシチーは乗り難しいので・・・。

●ほっさん予想

ウォータールフラン

 前走はエクストラシチーと同じレースで14着大敗(エクストラシチーは7着)。ずっと二桁着順でいいところなし。

 追い切りも一杯に追って、なんだ?この時計は。

エクストラシチー

 成績不振で昨年は5度に渡って次走で進退(引退)を決めると言われていたが、草野太郎騎手が騎乗する時に限り7着(計3回)といいところを見せる。

 当然今回も手の合う草野太郎騎手かと思われたが、上記の理由により乗り替わり。これが吉と出るか凶と出るかは走ってみないとわからない。

 大野拓弥騎手が能力を引き出せるのなら、今回も7着前後には来るかも知れない。ただ、今回ははっきりと前走までよりも相手が強く、10着あたりでも不思議はない。

 追い切りは前走よりもいいと見ますが。

ガリレオシチー

 クラブHPでも障害練習中とだけあって全く出走の雰囲気はなかったが、想定メンバーも少なく出走可能ということで急遽出走。

 ただでさえ近走の内容は悪いのに、こんな中途半端な状態での出走とは保護者の皆様が可哀そう。

 追い切りもどうしようもない動き。何を狙っての出走なのか。やはり出走手当か。

キタグニノホシ

 前走交流戦大敗から1年8か月ぶりの今回。どうしろと。

 しかし、追い切りは少しずつ動いて来ている。

ギブミーアチャンス

 先週牝馬限定戦での大敗から出走できそうなので連闘。7歳牝馬で上がり目もなく。

クレムリンエッグ

 4か月ぶりの前走は9着大敗。最近いいところがなくて。

 しかし、追い切りの動きは前走以上。

コロナループ

 キャロットクラブの高額馬(2600万円)。ずっと人気を背負っていたがワンパンチ足りず、未勝利を脱出するのに6戦を要す。今回その未勝利勝ち以来6か月ぶりの一戦だが、長期休養明けで馬体も太く、しかも勝ち上がりは未勝利末期の弱面の時期だったことを考えると昇級初戦でいきなりとは考えづらい。

 次走に注目。

 ちなみに二ノ宮敬宇厩舎の管理馬と平野優騎手の組み合わせは、27日に出走する私の愛馬シャンスイと同じ組み合わせ。

 追い切りも平野優騎手に何度も騎乗させ、手応えを掴ませている。おいおい、シャンスイと随分扱いが違うじゃないか。

ジョイチャイルド

 母は厩舎の代表馬でオークス勝ちのウメノファイバー。しかし未勝利戦で勝てずに地方転厩。さすがに地方ではぶっちぎりの強さだったが、中央復帰後は500万クラスでも苦戦中。

 エクストラシチーと同程度の能力。追い切りも同程度の平凡さ。良きライヴァル。

スマートマグナム

 地方で9戦7勝。その内容から中央転厩初戦の前走は2番人気に支持させ、期待通りの2着。今回は武豊騎手を鞍上に確勝態勢。

 ただ、追い切りはジョッキー騎乗の割に伸びていない。

トップオブボストン

 前走は連闘が失敗で大敗。しかしそれ以外は3着4着のみと安定しており、当然巻き返しはある。

 追い切りも一杯に追えており、動きはひと息も力は出せる状態。

トミケントラスト

 前走はあっと驚く12番人気5着。その殊勲・丹内祐次騎手でもう一度勝負。しかし、5着とはいえ走破時計は平凡でメンバーの強化された今回は・・・。

 追い切りは前走の方が優秀。

ピサノヴァロン

 スーパー未勝利3着後地方転厩。地方では4戦3勝2着1回と抜群も未勝利戦の内容から中央では厳しい。

 ただ、鞍上の岩田康誠騎手は不気味。

 追い切りも実力のある浜中俊騎手が入念に調整と万全。もしかして!?

フィールドチャペル

 前走は2番人気2着。時計も優秀でおそらくスマートマグナムと人気を分け合うだろう。

 追い切りも前走以上。私はこちらが本命。

メイプルスペシャル

 ここ3戦は芝を使われて来たが、勝負にならずにダートへ。ダートでも厳しく、上位はありえない。

 しかし、追い切りは良く走る。調教大将かもしくはここらで一変か。

リバーサルブロー

 前走は新人の川須栄彦騎手で3着。なんとしても自厩舎の管理馬で自身の初勝利を上げたいところ。

 追い切りも川須栄彦騎手が跨りまさに人馬一体。3番手評価。

レインボールシファ

 前走10着からの連闘。どう転ぶのか。
フィールドチャペル
スマートマグナム
リバーサルブロー
トップオブボストン、ピサノヴァロン
 上記5頭で掲示板はほぼ固まるのではないでしょうか。エクストラシチー初騎乗の大野拓弥騎手が上手く乗ったとして次点争いだと考えます。

 上手く乗れなければ以前のようにシンガリ負けもありうると思っています。とにかく草野太郎騎手でなくて残念です。

これ以降は3月27日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「一角崩し」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬
トミケントラスト △△
ガリレオシチー
エクストラシチー
フィールドチャペル
リバーサルブロー △△ △△
スマートマグナム
コロナループ
ピサノヴァロン
トップオブボストン
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エクストラシチー 70 26 58 61


デイリー馬三郎

予想印

◎ フィールドチャペル
○ スマートマグナム
▲ トップオブボストン

以下省略
× コロナループ
エクストラシチーとガリレオシチーは言うまでもなく無印。

●各陣営のコメント

エクストラシチー

 「スピードはあるが切れ味不足は否めないし、一本調子だからね。展開が向かないことには。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

ガリレオシチー

 「大きく変わった雰囲気がないし、強調材料にも欠く。展開等に恵まれないと厳しいので。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

コロナループ

 「久々でも乗り込んだから仕上がりは良好。この条件は合っているので、昇級でも楽しみ。」(三浦助手・デイリー馬三郎)

●当日は仕事で応援に行けません

 この週末(27日、28日)は仕事の為に現地応援に行けません。

 今週の愛馬の出走はシャンスイ、クリンゲルベルガー、エクストラシチーとなんだか掲示板も厳しそうな面々とはいえ、やはり愛馬の出走はライブで観戦したいものです。

 私の仕事は2月3月が繁忙期であり、この間はなかなか休めません。4月からは全く自由に休めるのですが、中京開催は今週でお終いです。そして改修工事に入る為に当分開催されません。

 次はいつ会えるかわからないエクストラシチーですが、どうしようもないのでいずれ会える日が来るのを楽しみにしています。

これ以降は3月30日に作成

●レース 

 スタートは下手だと上記で書いた大野拓弥騎手ですが、今回のエクストラシチーのスタートは良く、押して押して前を窺います。しかし逆にスピードの差で徐々に後退。スタート直後は6番手にいたものが10番手まで下がってしまいます。

 内枠を生かして距離ロスのないラチ沿いを追走します。ちなみにこのあと激走して6着に入るガリレオシチー(さすが高額馬!)はエクストラシチーよりも更に後ろにいます。

 あとは後ろ過ぎて映像ではよくわかりませんが(笑)、流れ込んで9着。道中ついていけなかったのが痛いですね。年齢的なものなのか。

●時計の評価

 今回のエクストラシチーの走破時計1分00秒0良馬場は中京ダート1000mの古馬500万下クラスの過去10年間の平均勝ちタイムと同等で健闘したと言っていいでょう。

 事実、競馬ブックのスピード指数でも同じコースで1分を切った前走は指数「61」と未勝利勝ち「70」以来の高数字でそれ以外の17戦よりは走ったという評価です。前走は着は7着でしたが、時計的には評価できると私も書きました。評価できるといってもこの馬並みということで、あくまでも500万クラスならというものですが、良くなってきているということは嬉しいものです。今回の良馬場での1分フラットは前走よりも更に評価していいのではないでしょうか。


 なんとか間違って(笑)勝って、1000万クラスのハンデ戦で負けまくりハンデ50.0キロでたまに前残りの大駆けなんかしてくれたら嬉しいのですが、難しい夢でしょうね。

●今後の展望

 とにかく、今回は9着でしたが、内容的には未勝利脱出近辺のいわゆる”エクストラシチー全盛期”に匹敵するもので、2年という長い年月を経てやっとそこまで戻ってきたという感じです。

 もちろん、戻っただけで能力は未勝利クラスのものですが><。

●最後に

 今回は相手が強く9着でしたが、逆に北海道などで相手に恵まれれば今回や前走の内容なら掲示板もギリギリ載ることも可能だと思います。

 もちろん過度の期待もありませんが、適度に期待はしています。平井雄二師はそこそこ出走態勢が整えば出してしまいますが、きっちりとレースを決めて仕上げていただければ、なんとか掲示板は可能だと思います。そうしていただきたいなぁ。

最後までご愛読ありがとうございました。

2010年3月24日作成 26日、30日加筆
エクストラシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年 3月 6日 第18戦 500万下 中京ダ1000m (7着/14番人気)

2010年 1月30日 第17戦 500万下 中京ダ1000m 若手騎手限定戦 (7着/13番人気)

2009年12月 2日 第16戦 JRA指定交流 アーバンステージ師走賞 大井ダ1200m (9着/13番人気)

2009年11月 1日 第15戦 500万下 東京ダ1300m (16着/13番人気)

2009年 9月21日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (7着/13番人気)

2009年 8月29日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/14番人気)

2009年 7月 5日 第12戦 500万下 福島芝1200m (13着/15番人気)

2009年 5月17日 第11戦 湯沢特別 500万下 新潟芝1200m (16着/14番人気)

2009年 4月11日 第10戦 500万下 福島ダ1150m (10着/12番人気)

2009年 3月21日 第9戦 500万下 中山ダ1200m (13着/11番人気)

2009年 2月22日 第8戦 500万下 京都ダ1400m (16着/15番人気)

2008年11月30日 第7戦 500万下 京都ダ1200m (13着/12番人気)

2008年 8月 3日 第6戦 筑紫特別 500万下 小倉芝1200m (8着/9番人気)

2008年 7月20日 第5戦 500万下 小倉ダ1000m (11着/9番人気)

2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)

2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)

2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)

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